スポンサーサイト

-- --, --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

月蝕と月影絵と。

02 01, 2018
IMG_9729_2018020100515663c.jpg

IMG_9733_20180201005158d0a.jpg
IMG_9745_2018020100515874f.jpg

IMG_9752_20180201005200a95.jpg


山の稜線の一点が薄ら明らんでくる。
「あぁ、あそこから顔をだすのね」と吊り橋の上で待つ月の出。

夫の帰りを待ちながら、月蝕が始まる前の満月を愛で遊ぶ。
月影絵。

IMG_9785_20180201005201ea2.jpg
IMG_9795_201802010052039bb.jpg


カラカラに乾いた実たちと。

IMG_9798_20180201005204179.jpg


膨らみはじめた蕾たちと。

IMG_9806_20180201005206f7e.jpg


月蝕のはじまりを眺めていた。雲がかすめ、光の強弱で空の表情が豊かに変化してゆく様を見つめていた。

まだまだだね、と一旦家に戻り、夕飯にすることにした。


結論から言うと、呑気に夕食を食べていて、皆既月食のピークを見逃してしまった。

「そろそろ、、、」と家を出ると空はすっかり曇っている。星も見えない。「あっ」と夫が指差す先を目で追うと、ウッスラ、目をこらすと何となくボヤッと白けている染みの様なものがある。

雲の靄の中、月が戻ってゆくところだった。

赤い月を「イクラみたいだね」と友人たちと眺めたのは、裏高尾に住んでいた時以来。何年前のことだろか。
あの月をもう一度みたくて、随分と前からソワソワしていたというのに、、、。



とはいえ、


こうしてカメラに今夜残された写真たちを眺めてみると、「なーんだ、十分以上に今回の満月を楽しんでいたじゃない」と思わず笑い、妙に満足した。


関東の友人知人たちはイクラの様な月を観れたらしい。京都では観られたのだろうか。知りたい様な、知らないまま満足していたい様な、、、。



とにかく、


実に良い月夜でありました。


月が隠れた闇の向こう側に消えた、鹿の蹄の音が、今も耳の奥に残っている。



おやすみなさい。優しい夢を。









スポンサーサイト
0 CommentsPosted in

皆既月食に。

01 31, 2018
 IMGP7554.jpg

睦月 満月



皆既月食の今宵。

そんなことがあるなんて、人間以外は知っているのだろうか。


月を見上げるのは、きっと、人間だけではなくて。
月の陰影で表情を変えるのは、私も今日森で出会ったあの子も同じで。

なんだかそれが、私を嬉しくさせる。



今日は、脈が少しだけ、早いのを感じている。

今日も、月の出を待ちわびている。








0 CommentsPosted in

ささやかに十三夜。

11 01, 2017
575A0403.jpg 

霜月 月齢13

十三夜の今日、写真の整理をしていると、今年の十五夜つまり中秋の名月に、嵯峨嵐山大覚寺で催された観月会で撮影したものに目がとまった。

暫し眺めていると、あの夜の服の繊維の隙間に忍び込もうとする闇の冷たさと、夜の香り、そしてどこか浮世離れした情景が私の内に膜を張る様に再現されてゆく。その感覚をゆったりと沈め込みながら今日という日の午後を過ごしていた。

575A0406_20171005165208f3f.jpg 
575A0422_2017100516521116b.jpg
575A0423.jpg
 575A0428.jpg
575A0444_20171005165218269.jpg 
575A0448.jpg  

「明日は十三夜だよ。忘れずに。」
十三夜であることを教えてくれた友人の言葉がふとよぎる。

十五夜を愛でたら十三夜も愛でるのが習わしであり、片方だけを眺め祝うことを「片見月」といい、縁起が良ろしくないと言い伝えられている。月を眺める眺めないで縁起に繋がっては、月を眺める本来の気持ちが濁っていたたまれない気もしなくもないし、お月さんもどこか気の毒に思えてしまうけれど。

夕べ、夫と夜の散歩に出かけた時に見た、紅葉がはじまりかけている瑠璃光院門前の椛越しにみた月明かりに愁があり、実に美しかった。名もない夜の月を祝った宵に土佐のお酒を少々。じんわりと良い夜だった。

575A0535.jpg

十三夜には栗や豆を備えるそうで、「栗月」とか「豆月」とも呼ぶそうだ。
そういえば、森の中で拾った山栗ひとつ、食卓に飾り大事にしすぎている。そうだ、今夜頂くとしよう。
夫が随分と前に買ってきてくれた月のお茶も、嬉しくて大層大切にしすぎている。そうだ、今夜頂くとしよう。


'Waxing Moon'  


満ちる月と共に膨らむ何でもない幸せを拾い集め、多くを求めず、抗うことも争うこともなく、今日も静かに祈る様に暮らし、秋の深まりをささやかに祝いたい。

山間にある我が家からは、月の出が遅れる。時々窓の外を気にしながら夜を迎えている。

今宵も月見散歩に出かけるとしましょうか。



0 CommentsPosted in

月夜に、パターソンを。

10 05, 2017
575A0472_20171005165223341.jpg

神無月 月齢15

「月に虹がかかってる」

中秋の名月だった昨日。大覚寺の観月会で水面に映る月を愛でた帰り道、夜の鱗雲に撫でられた月は刻々と表情を変え、夜空にダイナミックな存在感を放っていた。

美しいとしか言いようのない光景。
鴨川に映る月も、高野川に映る月も、同じなのに違って見える。


ここ数日、月が明るく照らしている。今夜もまた会えるだろうか。
ここ数日、月が美しく誘ってくる。今夜もまた出かけるとしよう。


今年はうっかり中秋の名月を忘れるところだった。
ジム・ジャームッシュの新作を観に出かけた夜、公開が次の日からだと知り愕然とした瞬間、すれ違った人の香りで思い出した。

「もうすぐ中秋の名月だ」

世界はうまいこと出来ている。



「きっと好きだよ、この映画」

一昨日観に行ったばかりの映画を、今度は夫を誘いもう一度観に出かけることにした。

帰り道に月を探して四条通りから鴨川を超え歩くだろう。映画の話でもしながら。山に戻り高野川にかかる吊り橋を渡ったら、今日も少しだけ遠回りして家路に着くだろう。遠くに鹿の声が聞こえるだろうか。



今宵は満月。



続きを読む »

0 CommentsPosted in

長月の満月に。

09 06, 2017
 575A0245.jpg

長月 月齢15


見えない、から、いない。

ではなく

見えない、けど、いる。



その微かな心音に触れている。

長月の満月に。






0 CommentsPosted in
Current Moon
CURRENT MOON
プロフィール

Coo

Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれなど。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

最新記事
リンク
カテゴリ
mail
ご質問・お問い合わせ等はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。