雨が森に降り注いだ日に。

04 25, 2012
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卯月 月齢2日。

4月22日、日曜日。巷ではEarth Day。昼から雨。
予定がつまりにつまっていた週末、17時半頃。
一本の電話・・・

とても悲しいお知らせです。
ご存知の方も多いかと思いますが、裏高尾の森の中にある日影沢キャンプ場に隣接するウッディハウス「森の図書館」が全焼してしまいました。

私ども空と大地の教室「つきのわぐま」の本拠地とさせていただいている地元裏高尾の日影沢で、シンボル的建て物でした。

翌日、朝早く状況をこの目で確認しに行った私は息を飲みました。
日影沢入口で、既に焚き火の様な燻した香りが森中に立ち込めていました。

そして、建て物が見えてくると・・・私は、まさかここまでだとは夢にも思っていませんでした。


全焼。


昨日まであった物が、なくなってしまうという事。形あるものはいつかは・・・とわかってはいますが・・・

丁度知り合いの写真展も行われており、その前日の「いろいろパレット」森冒険のはじめに、管理人さんに御挨拶に行った際、ウットリと眺めたのを遠い昔に感じます。

その時、ふと眼をやった壁に飾られていた美しい一匹の蝶の抜け殻。
妙に気になっていました。

丸焦げの柱だけになった「森の図書館」を目の前に、息を飲んだと同時に私は圧倒されました。

「人為的なものだけが燃えたんだね・・・」と。

そして、ふとあの蝶の事を思ったのでした。
「あぁ、あの子も燃えてしまったのね・・・」と。

・・・・・・・・・・・・・・・・

キャンプ場の利用は当面出来なくなりました。
皆様にはメールさせて頂いたように、既に開催予定のプログラムにつきましては、一部変更せざるを得ませんが、「いろいろパレット」~小さな冒険プログラム~に関しましては、今後も開催できることにホッとしております。

ただ、今年の夏キャンプはどうなるかな・・・と、それだけは心から離れずにいますが、成るようになることでしょう。


森が無事で本当に良かった。人々も森の生き物たちも無事で良かった。

雨が降っていたおかげで、森に転火せずに済んだのでしょうか。森を包んでいてくれたかのように。

そう考えると、この雨が限りなく優しいものとして感じずにはいられません。

カメラを片手に森を歩けば、何事もなかったかのように、雫が森を輝き映しておりました。

今回の一件は本当にショックで残念なことでしたが、私にとっては、また少し雨が好きになれた、そんな出来事でもありました。



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Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれなど。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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