葉月 森の味cafe「弥日月の刻」

09 14, 2012
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長月 月齢27

空と大地の教室「つきのわぐま」のプログラムの中で、ひっそりと存在しているCafeがあります。
森の味Cafe「弥日月の刻」を、「彩」〜草木染め〜ワークショップ内で久々に再オープンさせていただきました。

今回のウェルカム・ドリンクは、ニワトコのコーディアル(シロップジュースのようなもの)。
この飲み物は、パレット冒険隊の子どもたちにも大人気です。

残暑厳しい中を歩いて汗乾かぬ内にお出しする物として、ピッタリな薬効とリラックゼーション効果の高い一品です。

このレシピは、私がかつてイギリスで庭師をしていた時に、私に野草や薬草のことを教えてくれた女性の作り方を、見ていて覚え、私流に再現した物です。

これを飲むと私は、あの暑い夏の日に、庭仕事から小屋に戻ってきた時に、私が尊敬する大好きな彼女が出してくれた、マスカットにも似た様なあの味と、身体の細胞の隅々にまで広がる豊かな香りが再び広がり出し、あの庭の空気感を鮮明に思い出します。

あぁ、あの時も私は幸せだったなぁ・・・って。

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8月の季節のお菓子は、「露草の寒天・白玉添え」。

露草は喉のトラブルに効果があるとされてもいて、私自身、夏の間に乾燥させておいた物を、冬に煎じてお世話になる事があるのですが、何よりもこの爽やかなブルーが目に涼やかで、残暑の季節にピッタリだと思います。

露草の種は、意外と大きめで扱いやすいのですが、繁殖力が強く、気をつけないと我が家の様な狭いお庭では、野草干しをしていて、翌年気づけば庭が露草ー!!となってしまう事もあるので、丁寧に扱いたい子です。

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以前、「実は寒天苦手なんだよねー」とKenに言われた事があり、理由を聞くと、「だってさー、味がないんだもん。黒蜜でも単調だし」と言われて以来、バリエーションを増やしました。

今回は、波照間産の黒糖をクツクツ煮て作った黒蜜、ミントのシロップと、バルサミコ&メープルシロップのソースに巨峰のトッピング、の3種類を。

バルサミコのソースは皆さんビックリされるのですが、巨峰が爽やかに上品さを足してくれるのね〜と、嬉しいお言葉頂きました。

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「黒豆きなこのアイスクリーム・葛の花のチュイール添え」

すみません、暑さでお出しして撮影時には、大分溶けてこんな写真になってます・・・汗。
乳製品を控えている参加者さんがいらしたので、豆乳クリームで作らせていただきました。きな粉の香りが豆乳独特の香りを和らげてくれます。そういったご相談は大歓迎です!

葛の花は、本当に甘ーーい香りで、摘んでいるだけで幸せに浸れます。
風にのってこの香りが遠くからでも届き、「あ、この香り、もしかして・・・」と気づけるほどです。
この花が咲き始めると、「あぁ、もう秋がそこまできてるのね〜」と毎年思います。

このチュイールは作る事が本当に幸せです。焼いていると、家中、いいえ、多分、ご近所中、葛の花の甘い香りに包まれるからです。

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葉月の薬草茶は、ミントティー。
実はこれ、私の実家の庭からやってきた子です。
薬草を乾燥させた経験のある方はご存知だと思いますが、この緑色を美しく残したまま乾燥させれた時の喜びったらありませんよね!

今年の春〜夏は、湿度・日照など、薬草干しには好条件でしたね。
・・・・・あぁ、もう夏も終りね・・・・・

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森の味cafe「弥日月の刻」、次回は「彩」〜草木染め〜【紅葉の彩】内でのオープンとなります。
さて、何を作れるかしら。
今からワクワク楽しみです。

森と相談しよう。そうしよう。

みなさま、今年も素敵な秋を♬

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プロフィール

Coo

Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 夫の樹さん、黒猫のヤブさんと私Cooこと久弥子、ふたりと1匹、森暮らし。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれ、など。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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