森の踊り。

09 21, 2012
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長月 月齢5日

「森の踊り」

空と大地の教室「つきのわぐま」を発足したのが2008年3月。細々ながらもお陰様で5年目になります。
ご存知の方も多いかと思いますが、「つきのわぐま」代表の私とKenは、15年ほど前に、踊りがきっかけで知り合い、今に至っています。

今回、Kenが若かりし頃所属していた劇団の先輩にあたる、ダンサー&振付家のアオキ裕キ氏率いる「アオキカク」さんとのコラボで、ヴァイオリニスト竜馬さんダンススタジオ・ウップスさんとのご協力により、「森の踊り」を企画させていただきました。

わたしたちにとって、それはそれは夢のようなお話です。こんなこと、やりたかったんだよねー!という企画です。

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アオキ裕キ氏。
Kenの憧れの人。紹介された瞬間から、「そんな人がいるんだねー!」という感動。

アオキさんは子どもたちに創作ダンスを教えてもいます。その指導の仕方に今回触れさせていただいたわけですが、普段子どもたちと関わる仕事をしている私個人としても、本当に感動&見習うべき学びに溢れていました。

ストレッチから始まるのかと思いきや・・・
ノートとペン。

「森のイメージ」と「森にはないイメージ」を、考え、感じ、書き出す小さなダンサーたち。

自分の中に広がる言葉にしていなかった部分に形を与えてゆく様なこの作業。
そのプロセスが、いかに子どもたちの感性を磨く大切なステップであることでしょうか。

さっきまで子ども子どもらしく遊び回っていた子どもたちの表情がガラッと変わります。

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2つのイメージをひとりずつ発表してゆきます。

大胆に表現する子もいれば、とても繊細なところまで表現している子もいました。
正解、間違えはありません。あるのは、言葉にし、聴く事で生まれゆる、個々の磨かれゆく感覚です。

驚くほど、何の躊躇もなく、自由に発表してゆく子どもたち。
聴いている私の方が、心動かされてしまいました。

「自分が言った事に責任をもってください」アオキさんはダンサーたちに言いました。
その言葉に、そのイメージに忠実に。何となく動かすのではなく、意図をもって1つ1つの動きを。

私は子どもたちに「責任」という言葉を今まで使った事がないことに気づかされました。
んー、深いです。

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身体の重さを感じています。
この表情で。普段はスタジオでの稽古ですが、森ではそこに空が当たり前のように広がっていて、木々のざわめき、沢のせせらぎ、全てが包み込んでくれている感覚だったのではないでしょうか?

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ストレッチ1つにしても、きっと何かが違うはず。
私が若い頃踊っていた時、海や森で踊った事を思い出します。不思議とどこからとも無く、幸福感と安心感が溢れ出した事を。

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いよいよ踊り作りです。
ソロの子、ペアの子、それぞれ、僅かな時間で自分が踊る構成を考えます。今回はヴァイオリンの生演奏付き。その事も考え、この広い空間をいかに使うか、森と自分の感覚と対話です。

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ヴァイオリニスト 竜馬くん。

森にヴァイオリン。初体験の私はドキドキワクワク…

弦に弓がかかったその瞬間・・・「!!!!!!!」

実は私、思わず笑ってしまいました。あまりにも素敵すぎて!!
鼻血出るかと思いました、いや、本当。

ここまで繊細に美しい音色だと思っていませんでした! 神様、すみませんっ!

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竜馬くんのヴァイオリン。
相棒ですね。身体の一部の様でした・・・お互いにとっての。

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竜馬くんの演奏は、想像を絶するものでした。
一人一人、一ペアごと、全然違う質感の音を奏でるのです。
もう、ずーーーっと聴いていたくなりました。

その音色は、森に溶けゆき、ダンサーたちの身体の細胞ひとつひとつに染み入っているかのようでした。

こんな演奏をできるのは、人との関わり方が本当に素敵に自然体な竜馬くんだからこそなのだと、心から想います。

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創作ダンス。振りはありません。それが故に、その踊りは、紛れも無く、その人そのものです。

あぁ、なんて素敵なのでしょう。
徐々に放たれてゆきます。

あぁ、きっとそうでしょう。
この子たちは、見ている人の心に響く踊りをできるダンサーになる。

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私、こんなことを、ずっと夢見みていたのだと思います。
「ひとりでも多くの人に、この森と出会ってほしい。」そう思って始めた 空と大地の教室「つきのわぐま」。

「自然に触れる」だけではなく、「自然と触れ合う」ことの素敵さを一人でも多くの方々に体感してほしい。
普段、森から離れている人たちにこそ、と思って始めました。
それは、私たち自身が、この森と出会って、本当に変わったからです。
その恩返しといったらおこがましいのですが、誰かと森の架け橋になれたらと思っているのは、5年目の今も全く変わりません。

こうした企画を、これからも出来たらなと思います。

本当に贅沢な一日でした。

この出会いに感謝です。

みなさん、ありがとう。また森で。
森よ、ありがとう。またおじゃまさせてください。

「森の踊り」の一日の様子はこちらをクリック!
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プロフィール

Coo

Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 夫の樹さん、黒猫のヤブさんと私Cooこと久弥子、ふたりと1匹、森暮らし。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれ、など。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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