「夏いろ冒険キャンプ2013」〜安堵の溜め息が風になる〜

10 08, 2013
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神無月 月齢3日

少しずつ夏キャンプの編集をしていましたら、パソコンの調子が悪くなってしまいまして、、そうこうしているうちに、すっかり秋も深まっております、、、

改めて写真を眺めると、随分と遠い昔に感じます。
ご報告が遅くなってごめんなさい。
秋の夜長、ゆっくりじっくり味わって頂けたら幸いです。

・・・・・・・・・・・・・

これは、「夏いろ冒険キャンプ2013」での物語です。

空と大地の教室「つきのわぐま」をひとりで運営することになり、一番残念に想った事、それは、「もうキャンプができないかもしれない、、、」という事でした。

「出来ない」と決めつけてしまう事。
ですが、「出来るようになんとかしよう」
そう想わせてくれたのは、パレット冒険隊のメンバーの一言でした。

「あのテント、まだまだコメント書くスペース沢山あったよね? 今年の夏キャンプ、何てかくのかなー!」

あぁ、私たち、まだまだこれからじゃないの、、、単純にそう想ったのでした。

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幸い、今回初キャンプスタッフ参加となるHちゃんが、予定通り参加して全体のサポートをしてくれることになりました。
雷雨になったら避難しておいでと言って下さった地元の方のお声かけもいただいて、決心できました。

そして何より、、、

ずっとキャンプに参加し続けてくれているメンバーたちがいる。
初参加の小さな子たちの良きサポーターになってくれるはず。

私は彼らのサポートにまわろう。
そう決めたのでした。

そして、キャンプが始まってみるとどうでしょう、、、今までと何ら変わらず、キャンプはすすめられてゆきました。

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身体で覚えた経験とは、なんと偉大なのでしょう。
大人顔負けの手際の良さとチームワークでテント設営完了。

小さい子には小さい子の役割もちゃんと用意されている。
それはかつて、自分たちが幼かった頃、歳上のメンバーたちがしてくれていた事を、自然と行動に移しているだけなのかもしれません。

けれど、それがどれだけの成長の意味を含んでいることであるか、、、想像してみて下さい。

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テント設営完了後、お昼ご飯を食べていたら、始まりました、、、雨。

どうしてかしら? キャンプの度に必ず雨に降られます。
それは、まるで洗礼で在るかの如く、、、

慌てずテントに避難。
雷が鳴らないうちは、テントの中で誇張された雨音を聞いて過ごすのも、中々素敵なものです。

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今回のキャンプでは、2日目の夜にも、豪雨となりました。
避難すべきか否かの判断。
本当に迷います。
子どもたちは肩よせ合ってテントの中ではしゃいでいます。
「テント建てた時にさ、ポールが何本か残ってたじゃない?大丈夫かな、、、」とポツリと言葉を発した子も。

「テントが倒れたらさ、みんなで水着に着替えて、天然シャワーを浴びたらいいんじゃない?!」

そんな冗談を言いながらも、私の心は揺らいでいます。
「あと5分。あと5分このままで、、、。それでも止まなかったら避難しよう」

あとは、ただただ祈ります。心の中で手を合わせ祈ります。子どもたちには笑顔をみせながらも。
こういう時、私は決まってする祈りがあります、、、森に。そして、見えなくとも、月に。

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「あ、やんだね」

空には星が。

そして私たちは、安心して眠りに着くのでした、、、

キャンプの醍醐味。
自然がダイレクトに触れてくるということ。

結果オーライではありますが、時々想い返しては、「あの判断は本当に正しかったのだろうか、、、」と顧みるのです。

答えのない自問自答。

これは、これからもずっと、この活動を続けて行く限りつきまとうもの。
その覚悟はできているかい?

それを自分に問うて、私はいつも森冒険に出かけるのです。

楽しいだけじゃない。
けれど、それと引き換えに、子どもたちの笑顔や頑張りの涙があることも、私は知っているのです。

だから、続けてゆきたい。
そう想います。

雨が上がり、私がこぼした安堵の溜め息が森の風になり、あの夜この子たちの背中に触れて消えていったか、子どもたちは知る由もないでしょう。

けれど、それでいいのです。
それが、いいのです。

みんな、無事で良かった。
森よ、ありがとう。


「夏いろ冒険キャンプ2013」活動報告はこの文字をクリック!





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Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれなど。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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