森寝。(新年のご挨拶にかえて)

01 04, 2014
575A1146.jpg

睦月 月齢2日

ウットリしてしまうことがあります。

「焚き火って、いくらみていても飽きないね」というHちゃんの表情があまりにも優しくステキだったので、
「うん、飽きないね」と言いながらも、その時 私は、焚き火と同時に、Hちゃんの顔を重ねてウットリと見続けていたのでした。

2013年からのバトンタッチ、2014年年越しは、冒険隊メンバーのHちゃんと森寝で過ごしておりました。
中学生になったHちゃん。部活が忙しくなって中々冒険に参加出来なくなってしまった1年でした。
その空白を埋めるかのように、私たちは過ごしておりました。

575A1206_201401040536578d3.jpg

0時丁度、森でジャンプして新しい年を迎えようよという約束。

ウットリHちゃんは「0時になったら起こして〜」と眠りに着きました。
私は焚き火がキレイに灰になるように、時々動かしながら、Hちゃんが寒くはないか見守りながら、その時を待っておりました。


「H、0時まであと10分だよ。」

声をかけるとHちゃんは「んーーーーっ、、、・・・。。。」と一瞬起きたものの再び夢の中。
スヤスヤすーーっと眠りにつくHちゃんの寝顔が、4年前はじめてこの森で出逢った時と変わらない可愛らしさがそのままで、なのにすっかり大きく成長した彼女が愛おしくて、「大きくなったな、、、」とそのまま眺めていたら、年を越しておりました、、、そんな私の年越し。


夜明け。

気づくと寝袋にくるまっていたのに空と木々の枝が見える。
Hちゃんの顔が覗いて、「おはよ」。

朝はHちゃんが残り火に足して火を熾し焚き火を用意してくれました。
「あぁ、もうひとりでできるのね」と、何だか感慨深い朝を迎えました。

子どもたちは気づけば大きく成長している。身体だけでなく、こんなことも。
冒険隊の子が、朝起きたら焚き火を熾して冷えた身体を温めさせてくれる。
私は「つきのわぐま」を始めてからずっと、この時を待っていた気がしてならない朝でした。

575A1169-2.jpg

今日も朝陽はのぼる。
それは、特別な事ではない。
けれど、それを特別だと想うのは、その時の自分の状況や心持ちがそうさせているわけで。

自然は、特別である事を意識すらしていない。
けれど、常に最上級の美しさを放っている。
そして、惜しげもなく私たちの心にギフトを残してくれるかのように感じられるのです。

あぁ、今日も私たちはこうして、生き、生かされてここに在れること。
そのことを毎日感じられる時間がほんの僅かでもあったならばそれは、いかに満たされている証であるだろう。


そこに生まれるのは、飾った言葉でも、説明的な言葉でもなく、恐らく脳を通さぬもの、

ただ「ありがとう」

それだけ、なのかもしれません。

575A1160.jpg

ねぇ、H。

キミのその背中が少し大きくなって、背も私と変わらなくなって、
焚き火もひとりでできるようになって、
人間関係の難しさを呟くようになって、恋愛のことを話合うようになって、、

それでもキミなりの森への思いやりを以前と何ひとつ変えず、
帰り際におもむろに地面をならして痕跡を消すと同時に、まるで森を撫でるように触れている姿が、
むしろ以前よりも丁寧で、むしろより優しくて、
なんだか私ね、大切なことを、再確認させてもらったよ。

そして、Hのことを想いながら、ここに綴っているうちに、「キミ」じゃなく、「あなた」と呼びたくなったよ。

ありがとう。
また一緒にでかけよう。
森へ。

・・・・・・・・・・・・

空と大地の教室「つきのわぐま」は、今年で7年目となります。
まだまだぺーぺーではありますが、今年もどうぞよろしくお願い致します。

新年のご挨拶にかえて。
それでは、また森で。

Coo




関連記事
0 Comments
Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
Top
Current Moon
CURRENT MOON
プロフィール

Coo

Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 夫の樹さん、黒猫のヤブさんと私Cooこと久弥子、ふたりと1匹、森暮らし。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれ、など。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

最新記事
リンク
カテゴリ
最新コメント
mail
ご質問・お問い合わせ等はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
Cooと繋がるアーティストさんたち
RSSリンクの表示