繋がっている、ツクシ。

04 12, 2015


卯月 月齢20

ツクシとスギナ。

同じ根っこで繋がっていると知った時は、幼な心に驚いた。

え?だって、色も形も違うじゃない!って。
よーく見たら、確かに似てるところが見つかって更にビックリだった。


ツクシは胞子を飛ばす。
シダ植物だものね。

図鑑で、その胞子を顕微鏡でみた写真を見た時も驚いた。

3秒で描ける人間絵みたいに、丸い頭に4本の手足が出てるように見えるから。

何だか可愛くて笑っちゃう。



ツクシといえば、幼い頃の味の記憶が蘇る。

バーベキューするから摘んできて、と母に言われて姉と摘みにいったものだ。


ツクシは、地面ギリギリのところで摘む。

穂が開ききっていないもの、とはよく言うけれど、お浸しなどならその方が良いかもしれないけれど、炒めるのなら胞子が飛んだものでも気にならない。

個人的な心情としての話だけれど、胞子を飛ばしたものは間もなく枯れゆくので、そちらを選びたくもなったりする。

その胞子でまた子孫を残してくれることを願いながら。




ツクシは、袴をはいている。
丁寧に取る。

いやーん

と聞こえそうだね、なんて言いながら。

そんなことを言っていたからか、妙に艶めかしく柔肌に見えて仕方なかった。



牛肉を焼いて、醤油と砂糖で甘辛く味付けする。
その肉汁でツクシをサッと炒める。
火を止める手前の、本当にサッとが良い。

肉とは別に食すと、シャキシャキして、暫く噛んでいるとホンノリ甘く、ほろ苦さが最後に残る。

本当に美味しい。


サッパリと柚子胡椒で味付けしたお浸しも美味しいけど、幼い記憶からか、ヤッパリこの食べ方が私は好き。



ツクシは一時、抗アレルギー物質が含まれていることがわかって、花粉症に効くと言われ、お茶やキャンディーにもなったりしたようだけれど、、


今のところ花粉症のない私は、お茶ならスギナ茶が美味しいなぁ、とつい思っていた。


けれど、裏庭にツクシがまだまだ出ているので、お茶作ってみようかしら。



とにかく、

ツクシは可愛い。
素朴で愛嬌があって、ポエポエしている。

なのに食べるとあのシャキシャキ感。


ツクシ、

知らないミクロの世界にも私を誘ってくれる存在。


ご馳走様。
ありがとう。


なんて綴っていたら、裏高尾のイラストレーター筑紫(ツクシ)さんから葉書が届いた。

やっぱり、根っこで繋がっているなぁ、と妙にしみじみしたのだった。


関連記事
0 Comments
Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
Top
Current Moon
CURRENT MOON
プロフィール

Coo

Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 夫の樹さん、黒猫のヤブさんと私Cooこと久弥子、ふたりと1匹、森暮らし。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれ、など。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

最新記事
リンク
カテゴリ
最新コメント
mail
ご質問・お問い合わせ等はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
Cooと繋がるアーティストさんたち
RSSリンクの表示