母と一緒に摘んだり作ったり。その2「山椒の実」

06 01, 2015


水無月 月齢13

山椒の実がたわわになりました。

山椒は雄株と雌株があって、実がなるのは雌株。

山椒は葉っぱだけでももちろん嬉しい存在だけれど、山椒loverにとって、実がなるとそれはそれは格別に嬉しいものです。

黒猫のヤブさん、、、



ちょっと気にしてみたものの、素通り。

まぁ、そんなものよね。
でもね、ヤブさん。
あなたの背中に、山椒のオイルをこすりつけてあげるわ。

そのわけは、また違う記事で。。。

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山椒の実は、中華食材でもよく使われますが、青さを過ぎて乾燥したもの。
青い実は今が旬です。
お街では時々スーパーでも見かけた事もありましたよ。

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山椒を摘んでいると、、、

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その清々しい香りに、、、


初夏の陽射しに照らされていることを忘れて、熱中症になりかけます。

クラクラしているのはその美しき香りだけとは限りません。

(私だけかしら?)


さてさて、義母と一緒に山椒の実を喜び摘み、食事に添えては、
「美味しいねぇ」と三人で舌鼓を打つ。

そのままだと舌が痺れない?と想うでしょう?
それが、そうでもなくて。

義母の提案で、日影で少し干してみました。
そうしたら、幾分和らいだ様な。

朝食のお味噌汁やシラスにはもちろん、樹さんがソーセージにも、こっそりとパラリ。

それが絶品!ソーゼージに山椒の実、病みつきです。

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そして、調子に乗って何にでも山椒の実。

猫の額畑に三つ葉が出てきたので、親子丼を。
そこにも、パラパラリ。

もう、山椒なしには生きられない!というほど、楽しんでいました。




義母がいた数日間は、とにかく楽しくあっという間に過ぎてしまいました。

義母が徳島に帰っても、思い出してはふっと笑顔になってしまうほどに。


義母がお土産に持ってきてくれたシラスで、ちりめん山椒を作ろうと思い立ち、再び山椒の実を摘みました。

森の中で山椒の実とり作業を。

風が森を撫でる度に、
森が唄い、
鳥たちも重ね奏で、

そこに山椒が薫る。

豊かな時間が流れるのでした。



白山羊のブブさんが、山椒の茎部分をウッカリ食べてしまいました。

「あ!山椒はミカン科!!」

山羊さんは、ミカン科の植物は食ちゃダメと本で読んでいたので、力いっぱい引っ張れど、時既に遅し、、、



ほらぁ〜

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痺れる〜ぅ

猛スピードでペロペロペロペロ・・・


ごめんね、ブブさん。

水を沢山飲ませて、ドクダミの葉を食べさせ、落ち着きましたが、ビックリハプニングでした。



はてさて、

山椒の実の下準備を。

2分ほど茹でます。

*もっともっと茹でる方もいるようですが、私は山椒の刺激も香りも強い方が好きなので。



水にさらす事、1〜2時間。
灰汁抜きします。

*流水ではなく、水に漬けておいて、時々水を変えるので十分です。

食べてみてエグミが抜けて好みの加減になったら、
これをちりめん山椒と、山椒の実の塩漬けにします。

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左から、

山椒の実の塩漬け2種(塩水漬けと、塩漬け)、ちりめん山椒、そして贈り物用に作ってあった山椒味噌(こちらは山椒の実ではなく、葉で)。


実の塩漬けは、大家さんのお母様から教えて頂いた方法も試したくて2種。


*下準備として、瓶は清潔なものを熱湯消毒など施したものを用意しておきましょう。


【山椒の実の塩漬け】

⑴ お湯に塩を入れ、飽和状態を超えた塩水を作り、冷ましたものを注ぎいれたもの。
  (1ヶ月ほどしたら灰汁で濁った塩水を捨てて新しくすることも有り)
⑵ ⑴が次の日になると実が落ち着き、浮いていたものが瓶の底に下がってくる。その実を取り出し、塩をまぶしたもの。

これを作っておけば調味料としていつでも使えるわよ、と教えて頂いたのでした。

「でも、一番簡単なのは、、、冷凍しちゃうことだけどねw」と。

まぁ、作る楽しみも、ねぇ。


【ちりめん山椒】

*シラスに、酒、みりん、醤油、砂糖少し、を入れて炊く。
*水分が減ってくるまで、常に混ぜる。
*山椒の実を加え、煮含めて出来上がり。


【山椒味噌】

*お好みの味噌(これには辛口が私は好き)、お好みの砂糖(または蜂蜜など)、みりん、酒少々をフライパンで炒め合わせたところに、山椒の葉をちぎり入れ、更に炒めて出来上がり。



こんなチョットじゃ、すぐに食べちゃう。
でも、乾燥した実も楽しみにしているのです。

虫はつかないっぽいけれど、鳥も食べるかもしれないし。
だから、ちょびっとを、丁寧にいただこうと想います。



山椒を摘む母の手。

手はその人を物語る。

母の手は、小さくて、シミもシワもあるけれど、それが何にもかえられないほど素敵なのでした。

その手に刻まれたものを感じさせる手。


母は、私にとても大切な事を教えてくれました。
人生を歩んでゆく上で大切な事を。
他愛もない会話の隅っこで。
とてもさり気なく聞いたその言葉に、私は胸を打たれました。


そのお話は、また別の機会にでも。



母もお土産に持ち帰った山椒の実。

遠く離れていても、同じものを食していると想うと、それだけで何だか嬉しくなります。

カリリと噛み締めた山椒に、清々しい森の香りが身体中を吹き抜ける時、
私は、母と過ごしたこの数日間の事を想うでしょう。

またお手紙を書こう。
大好きな母に。


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プロフィール

Coo

Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 夫の樹さん、黒猫のヤブさんと私Cooこと久弥子、ふたりと1匹、森暮らし。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれ、など。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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