初霜と赤い実と。

11 30, 2015


霜月 月齢17

初霜。

霜に縁取られた落ち葉を見つめながら頭をよぎるのは、2種の赤い実。

ひとつは、ミヤマフユイチゴ。
もうひとつは、ガマズミ。

私はこのふたつの赤い実がこよなく好き。

実のなり始めはもっと早いのだけれど、霜がおりてからが美味しくなるのを知っているから、
霜が降りるとニンマリしちゃう。


なのに待ちきれなくて、今年はまだ透明感を増す前に摘みに行きました。



とはいえ、お酒に漬けるのは、霜前のまだ酸味にキュイーンとなるくらいが私は好きです。

果実酒は数えきれないほど試してきたけれど、私はガマズミのお酒が特に好きで、毎年かかさすことなく漬けてきました。

果実酒は、茎から実を外して漬ける方が多いとは思います。
味が濁らないためと私もかつてはそうしていました。

けれど、わたしにとって果実酒は、小宇宙そのもの。

小瓶の中にその植物の姿をそのままを閉じ込めて時々眺めゆるのが好き。
そんなちょっと趣味の悪いともとれがちな嗜好があります。

だから、茎も一緒に。

以前茎付き、茎なしの両方を試してみたけれど、味の違いはわかりませんでした。
まぁ、ちょっと違ったとしても、飲むよりもこうして眺めること自体が好きだから、いっか。
なのだけれど。



右は5年もの。
柔らかに香りよく、琥珀色美しいお酒になります。



酸っぱいとわかっているのに、折角だから、、、と。

ほら、採れたばかりの大根もある事だし、、、と。



大根はピーラーでスライスして水に晒す。
辛みが強くない部分を使って晒した方が、実の味が楽しめます。



「あ、そうだ。柚子を摘んでこよう」

思い立ったらすぐ。
柚子の木の元へ。

ここらは山の中腹なのだけれど、この辺りは斜面温暖帯のため柚子の色づきが里よりも遅くなるようで。
この写真は1ヶ月ほど前のものですが、まだ青柚子が暫く楽しめました。

帰り道、ここら辺の特産の「福来みかん」を頂きました。
皮を七味に使いますが、何せ種が多くて、果肉を有効活用できないかなぁ、、と相談されます。

(そのままでも十分美味しいのにな、、、)と私はいつも思いながらモグモグ。。。

でも、一度ちゃんと考えてみようかしら。


けれども、、

寒くなる前のガマズミはやっぱり酸っぱさキュイーンで。

「まだ早かったね」



先日、私が時々働かせて頂いている苺農園「つくばねファーム」のスタッフのOさんが、
クリスマスリース作りにガマズミの赤い実を使っていて、それがとっても素敵!でした。

今年は久々にリース作ってみようかな。
まねっこして、ガマズミの実を使って。



というわけで、初霜。
そろそろまたガマズミに会いに行こう。

改めまして。
ちょびっとだけ正装して。

何だかそんな気分です。


さぁ、いよいよ霜月から師走へ。
素敵な年締めくくりを。

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Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 夫の樹さん、黒猫のヤブさんと私Cooこと久弥子、ふたりと1匹、森暮らし。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれ、など。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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