「いろいろパレット」~ひとりひとりに委ねられたもの~

12 21, 2011
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師走 月齢25日

「ハダシで歩くと、もしもぼくがちっちゃい芽を踏んじゃいそうになっても、わかるね。」

Kくんは冒険の途中、裸足になって歩きました。 それは、霜の下りた朝でした。

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先週末の土曜に開催した、「いろいろパレット」~小さな冒険プログラム~にて。

まずは、いつもの如く、「冒険会議の森」へ。

いつも以上に長い冒険会議。冒険隊のみんなと、ある事について話しあう約束だったのです。

それは、「優しさ」について。


私たちパレット冒険隊のモットー(というか、お約束というか・・・)があります。

「全てに優しく歩く」

森に対して、人に対して、全てに対して。

人は時折、夢中になればなるほどに、「優しさ」を履きちがえてしまう事があります。
そして、自己満足の中に「優しさ」を見いだそうとすらしてしまいます。
それは、優しさではなく、独りよがりな押しつけにすぎません。

森は、限りなく優しい。そして同時に、厳しくもあります。
森は、包み込みつつも、淡々さを保っています。

それこそが、本物の「優しさ」なのではないかと、私は感じるのです。
そこに自我はありません。


だけれども・・・

私たちはまだ発展途上な生き物です。 森にとって、人にとって、「本当に優しくある」ということが、どういうことなのかを定義付けできるはずもないのです。
それを、難しい言葉で語ったり、断定してしまうのは、自然に対して、とても不誠実なことに感じて、私にはできません。

ましてや、そんな私からの言葉を待ち、真っすぐな瞳で見、耳ではなく心を傾けてきいている子どもたちに対してなら、尚の事。
そういう場面になると、つくづく思うのが・・・私が彼らに言葉で伝えられることなんて、本当は何もないということなのです。


だからこそ・・・

私たちは冒険に出かけるのかもしれません。

そんな中で私たちは、その時々の自分たちの段階で感じられることを、自問自答しながら重ねてゆくことしか出来ません。


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冒険中、冒険隊の最後尾を一緒に歩いていたKくんがこぼした独り事が、私の中に今も響いています・・・

「そっか、優しく『想って』歩くんじゃないんだ。優しく『想いながら』歩くんだ」


長い話し合いの末、私たちはこういうところで、今のところ落ち着きました。現段階では、こういうことです。

肝心なのは、そこから先は、ひとりひとりに委ねられるということです。


今年最後の森冒険。
それは、子どもたちの「精いっぱい」の優しさが溢れていました。
精いっぱいでありながら、ピュアに極々自然体であるということ・・・私はまた一つ、子どもたちから大切な事を教えてもらったのでした。


みんな、ありがとう。
森よ、ありがとう。

また森で。

*2011年最後の森冒険の様子は、こちらから → 「いろいろパレット」~小さな冒険プログラム~




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Coo

Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 夫の樹さん、黒猫のヤブさんと私Cooこと久弥子、ふたりと1匹、森暮らし。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれ、など。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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