小さな冒険隊がやってきた。

08 08, 2016
575A3146.jpg

葉月 月齢5

夏休み。

パレット森冒険隊のメンバーが、はるばるcotoriの森に来てくれる週末が続いた。

今年は私の体調のため、キャンプを募集して開催することができなかった。
それでもこうしてプライベートで遊びに来てくれた事に、涙が出る想いだった。



去年の夏キャンプ以来、一年ぶりの再会の子。
裏高尾の森で最後の森冒険の回以来、2年半ぶりの再会の子。


最後に手を合わせ「また森で!」と言いあった時のことを想い出しながら、私は久しぶりに森冒険に欠かせないCooクッキーを焼いたりして、小さな友人たちに会えるのを心待ちにしていた。

その日を楽しみにするがばかりに、何をしていても最後に会った時のその子たちの顔が浮かんでニヤニヤする日々。


そして、私たちの「また森で!」が叶う瞬間。

森も笑っているのが感じられた。




泊まりにきてくれた男の子ふたりも、プライベートということで内容はほぼ決めず、駅までお迎えに行ってから、ノリでフラフラと遊んだ。


そして、今回も樹さんが小さな友人たちの安全を見守ってもらうことになっていたのだけれど、、、

575A2848.jpg

気づけばいなくなる樹さんが、
あっちで誰よりも先に何やら遊びをはじめ、、、

575A2849.jpg

ふたりもつられてゴロゴロ、キャーキャー

575A2866.jpg

気づけばいなくなる樹さんが、
今度はこっちで、何やら遊びをはじめ、、、

575A2881.jpg

ふたりもつられて、、、

575A2882.jpg

おーーーい、どこまでいくのぉー

575A2955.jpg

そのノリで、cotoriの森がある山のてっぺんまで行ったらば、
(ロープウェーを使ったよ)

気づけば今度は、見ている方が足がすくむ場所で涼んでいて、、、

575A2943.jpg

575A2929.jpg

小さな友人たちの安全を見守る役だったはずの樹さんだけれど、、、

何か会話するでもなく、気づけば大きな友人が一緒になっている。

だから今回は、私が見守り役。

男子っていいね。
なんだかいいよね。

575A3080.jpg

夜は夜で、時々煙に目が眩みながらも、緩やかに穏やかにすぎてゆく。

今何時なのかもわからないまま。


私が明日の朝ごはんの仕込みに一旦家に入っていた間、
男子たちは一体どう過ごしていたのやら。


ティピテントのあるcotoriの森に戻ると、
テントの中からグーグー寝息をたてていた。

3人ともグッスリ眠っていた。


何だか微笑ましくて、そのまま私もシュラフを広げ森寝した。

野生動物たちが次から次へと静かにやってきてはいなくなっていった。

月がとっても綺麗な夜だった。




そして目覚めると、
朝焼けが真っ赤に樹々のシルエットを浮かび上がらせている美しい朝の訪れがあった。



575A2965.jpg

あの日、山から下りて飲んだラムネのビー玉が、ここにある。

青いビー玉に写した、流れ行く雲。

過ぎ去ろうとする時の流れを閉じ込めるかの様に、眺めた景色。




空と大地の教室「つきのわぐま」を裏高尾の森で主催していた時は、子ども対象プログラムとして、月2回は森冒険を開催していた。
夏休みはショートプログラムの森の教室や、キャンプもしていたので、冒険隊のみんなに頻繁に会っていたっけ。

だから、たまに参加してくれる子でも、
子どもたちとの「また森で!」の再会には、「急に大きくなってビックリ!」ということは、あまりなかったのだなと

こっちの森に越してきて改めて知った。



会う度に劇的に大きくなっている小さな友人たち。

「小さな友人」と呼べるのも、もうそれほど長くはないのかもしれない。



時が止まってしまえばいいような
いやいや、それだからこそ楽しみなような


ちょっと複雑な想いが私の中に在る。


575A3260_20160808161408d35.jpg

こうして、小さな友人たちや、パパやママが遊びに来てくれては、「またね!」と見送る。


見送ってから、ふと驚くのだけれど、
いつもの「また森で!」を私たちは忘れている。


何故だろう。

森でなくてもまた会えるねとか、
もう約束も要らないねとか、

そういうのでもなくて。

本当に忘れていた。


私たち夫婦も、この森に別れを告げる時がやってくるのを感じているのもあるのかな、、とも考えたけれど、

私たちの「また森で!」は、「またこの森で」という意味ではない。

だから、それが何故なのかわからないでいる。



だけれども、

こうして私たちの「また森で!」を叶えてくれたパパさんママさんたちに感謝すると同時に、
なんだか、穏やかに「またね。また森で。」と想うのだった。




この森に小さな友人たちの笑い声が響いていた余韻が残っている今日。

私はゆったりと庭に注ぐスコールの様な天気雨を眺め、
日が照ってくるとハンモックで読書をしては、時折空耳のように届くその余韻を味わっていた。

ヒグラシの音色が響き渡りはじめたので、
今日はここまで。



今日から立秋。
けれど この森の夏は、まだまだ続きそうです。



みなさま、残暑お見舞い申し上げます。





関連記事
0 Comments
Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
Top
Current Moon
CURRENT MOON
プロフィール

Coo

Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 夫の樹さん、黒猫のヤブさんと私Cooこと久弥子、ふたりと1匹、森暮らし。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれ、など。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

最新記事
リンク
カテゴリ
最新コメント
mail
ご質問・お問い合わせ等はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
Cooと繋がるアーティストさんたち
RSSリンクの表示