「ふと」だとか「そういえば」だとかが運んでくるもの。

11 08, 2016
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霜月 月齢8

桜が咲き綻んでいます。

桜は少し寒々しさを含んだ曇り空がよく似合うと私は感じます。
春の桜も、秋の桜も。

青空に可愛らしい色を映えさせる桜よりも、グレーの空に白い花びらが溶け込みそうになる一歩手前で、しっとりと憂いある姿を魅せる桜の花が私は好きだったりします。

スカイブルーと淡いピンクだなんて、私には少しこそばゆいのです。
ライトグレーはピンクよりも白を際立たせるようで、落ち着くのです。

それは、優しく可愛らしさよりも、凛とした儚さの事です。

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今年も秋の桜が咲きはじめた頃、風にヒラリと落ちた花を拾い、ふと「そういえば、元気かしら」と、ある山仲間のことが頭をよぎりました。

そしてその次の日、その山仲間から「お元気ですか?」とメッセージが届きました。


「こちらは桜が咲き始めました」と書き出す返事。

この時期に咲き綻ぶ桜が在ることを知っている人と交わされる季節の言葉は、何だかちょっと心地良くもあり、何も特別ではない事を、ちょびっと特別に思わせてくれるものです。

私にはそのような友人がいることが嬉しく、共に山で過ごした時間を思い出し感じるのでした。


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森を歩いていると、そうした「ふと」が良くあります。
森(というよりも、偉大な【何か】かもしれません)を介して、どこかで繋がっているのでしょうか。

時に夢に出てくることもあれば、こうして「ふと」の中で、誰かさんと再会させてくれることもあります。

その数日内に、その人から連絡が入ることも実に多く、以前はイチイチ驚いていたのだけれど、最近では(然もありなん)と思う様になりました。

不思議だけれど、きっとそういうものなのでしょう。

だけれどもそれは、スピリチャル的な何か、などという大げさなものでは決してなく、もっと身近で日常的な何かに感じます。


だけれども得てして、そうして再会できる人たちが、その時の私にとって必要な何かをスッと気づかせてくれたり、モヤモヤしたものをスッとさせてくれるのは確かなようです。


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だから私は、「ふと」だとか「そういえば」だとかが運んでくれるものを、ちょっと大切にしています。




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森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれなど。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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