霜月の雪。山ごもり。前編。

11 24, 2016
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霜月 月齢24

あれはほんの数日前の事でした。

竹ほうきで落ち葉かきに勤しんでいると、ふと、、、雪虫。

小さな妖精のようなその虫の訪れに、「あら、もうそんな季節?」と思わず呟いたのでした。



そんなことがあったことも忘れかけていた今朝。
目覚めると寝ぼけているのかと思うほどの雪景色が広がっていました。


霜月なのに。
霜を通り越して雪。


「こんな日は、山ごもりですね、ヤブさん。」

黒猫のヤブさんは、言うまでもないわ、とばかりに寝ております。

「家ごもりじゃなくてよ、山ごもり。」

黒猫のヤブさんは、そう言い出すと思っていたわ、とばかりに片目しかあけません。


私は急いで朝食を食べ、着込み、カメラとレンズと虫眼鏡をもって家を飛び出したのでした。

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森を抜けて、関東平野が見渡せるあの場所へ。

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ここからの景色が私はとても好きなのです。

何も見えないこんな日は特別に。

本当はあるものが、何も見えなくなるのですから。
けれど、その場に立ち、自分の中のものがフラットになってくると、見えない向こう側が不思議と見えてくる。
その感覚がたまらなく好きなのです。

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雪が激しくなるほどに、見えなくなってゆく。
見えなくなるほどに、見えてくる。
味までしてくる。

嬉しくなってしまいます。

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どのくらいここにいたことでしょう。
いくらでもいられてしまうので、「よし」とするタイミングが難しい。
それでも、なんとなく「よし」が訪れて再び歩き出すのでした。

ふと、銀杏の葉。

ポッと暖かな炎が灯ったかの様な暖かさがそこに。

はっと空を仰ぎました。

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紅葉と雪と。
不思議と寒々しさは感じられません。
暖色と呼ばれる所以でしょうか。

北海道の友人が、紅葉の前に一度雪が降ってね、と言っていたっけと思い出しました。
北関東でもそんな究極のコラボレーションに出会えるだなんて。

贅沢です。


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こうなると、頭は機能していません。

歩いて、ニンマリ。
シャッター押して、ニンマリ。

歩いて、ニンマリ。
ちょっと戻って、かがんで、
シャッター押して、ニンマリ。

その繰り返し。

亀よりも遅いペースで進む森散歩。

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家を出た時からわかっていたことがあります。

傘が邪魔になってきました。
カメラのことを考えると傘を持つ事になるのだけれども、、、


「ちょっとここで待っていてくださいな。必ず迎えにきますので。」

その間、モミジが埋もれない様に、と。


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そうして私はその先へと進んで行ったのでした。


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森の奥へ。

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そして、その先で出会ったものとは。


・・・・つづく・・・・


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森のある暮らし「ことり〜cotori〜」主宰。 三日月生まれ。 森と写真と黒猫と美味しいものと。 Coo、時々、久弥子。

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