霜月の雪。山ごもり。後編

11 25, 2016
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霜月 月齢25

・・・「霜月の雪。山ごもり。前編」←はこちらから。


森の奥へ。


樹々が傘となってくれるので、このくらいの雪だと森の奥の方が足元はとられません。

ついつい道をそれてその先へゆきたくなるのも、私にとっての自然の法則。

心がフワフワいたします。

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(動物たちは、今頃どこでどうしているのかしら)

広い森の中で、こうして歩き回っているのが自分だけのように思えて来ました。
それでも、そこには確かに沢山の気配や息づかいを感じるのです。

嬉しくなってしまいます。

そして、フフフと小道に戻るのでした。

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雪の重みで弛んだ枝々。
普段なら手の届かないものたちに触れる事が出来るのでした。

色艶やかなトンネルをくぐりゆく心地よさ。

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振り返って立ち止まり、来た道を眺めていると、不思議な感覚に包まれます。

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新に進んでゆくと、目の前にベールが現れます。

(あぁ、この感じ。私、知っている。)

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そしてその先で出会ったものとは、、、

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私は何度もこの樹に会っているはずなのに。

これほどの圧倒的な存在感を肌で感じた事があったでしょうか。

息を飲むほどに。それは、「美しい」という言葉でくくってしまいたくない気持ちが溢れました。

2つの樹なのに、1つに見えるその枝の張り方を愛しく想います。

樹々が枝を広げるスペーシングの絶妙さには、いつも感嘆させらます。


溜め息ひとつ。

そして時を忘れて立ち尽くしたのでした。


ようやく視線を下ろすと、少し離れたところに鮮やかに力強さを放つ色が私の視界の片隅に入り込んできました。

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小鳥たちの大切な蜜を内包している花。

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雪の重みに花びらを散らす事のない、凛とした逞しさがそこにはありました。


(あぁ、、、今日ここに来て良かった。)


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雪は止む気配もなく舞ってきては着地してゆきます。

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細い枝が折れない事を祈りつつ、、

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キブシの実のタンニン成分は、雪をも染めることを教えて頂き、、、

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あれやこれに心奪われながら来た道を引き返します。

同じ道でも新たな気づきがあるもので、私は「引き返す」という行為が好きだったりします。

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天気予報によると夕方には止むというこの雪。

紅葉と雪が同時に見れるのも今日だけかしら。
そう想うとより一層心をこめて見つめてしまいます。

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今度はあっちの方へ、、、と想ったのですが、メインカメラのシャッターが下りなくなりました。

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気づけばお腹がものすごく空いている。


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「お待たせ」

置き去りにした傘との再会。

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ここで私の「よし」がやってきて、家に戻る事にしたのでした。


家に戻るととっくにお昼ごはんの時間を過ぎていました。
かれこれ7時間ほど山ごもりしていたようで。

そして身体は冷えているどころか汗いっぱい。

そりゃあお腹も空くわけだ。


雪見お昼ご飯を食べていると、雪にみぞれが混ざりはじめました。

(良いタイミングだったわね)

そして温々とした夕を迎えました。

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↑この2日前↓

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季節が急ぎ足でバトンタッチしたというよりも、「思わず、ちょっと」という感じかしら。

そんなサプライズも悪くはない。

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一夜明けて今日。

雪は大分溶けてしまいました。


そして再び、紅葉が続きます。



何だか上質なショーを見せてもらっている想いです。

自然は、見方によっては時にとてつもなく厳しく無慈悲に想える事もあるかもしれません。

けれど、それでも、やっぱり、


自然て素晴らしい。


そんな単純な言葉しか浮かばない一日が、今日も終わろうとしています。






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森のある暮らし「ことり〜cotori〜」主宰。 三日月生まれ。 森と写真と黒猫と美味しいものと。 Coo、時々、久弥子。

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