京都で森暮らし、はじまる。

05 07, 2017
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皐月 月齢10


「美味しいキノコを沢山食べたいんだ。」


事の発端は、夫の一言だった。そして結論から言うと、北関東から関西、京都に引っ越す運びとなったのだった。


夫はいつも突拍子がない。私も突拍子ないと家族には言われて生きてきたけれど、この人にはかなわない。気が抜けないからボケない気がして良い。 

今回の転居に関しては、「そうだ、京都行こう」くらいの感じで「とりあえず、京都移住」とあいなった。「移住」と言ったら語弊があるのかもしれない。どうやら「引っ越し」と「移住」は異なるらしい。移住相談の「コンシェルジュ」に言われたことを思い出す。その話はまた別の機会に、私たち夫婦が体験した地方移住における笑い話や問題点なども含めて綴りたいと思う。が、何はともあれ、無事に京都暮らしがスタートして2週間が過ぎたので、ご挨拶を。


4月最後の週末、無事に京都は比叡山の足元へ越してきました。目の前に澄んだ川が流れ、背後に比叡山の森が広がっているこの地へ。毎日が新鮮で、毎日が驚くほど美しい光景。京都市内へも、叡電の可愛いレトロな一両電車ですぐ。帰りは、ほぼ人と行き合う事もない小さな吊り橋を渡って家に着く。私たち夫婦は、それらひとつひとつをとても気に入っています。

夫の初通勤の日、吊り橋を渡って、レトロな駅から貸し切り状態のワンマン一両電車で、窓をあけ片腕かけて満面の笑顔で出勤してゆく姿が、あまりにもあまりにもで、見送りながらひとり笑ってしまった。そんな日常。(夫は、無人駅をこよなく愛している。よかったわね、と微笑ましいのだ。)

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日中は水際に鳥たちが集まり、飽きる事なく眺めていられる。夜になるとカジカガエルの鳴き声が心地よく響いてくる。水の側に住むのは裏高尾の森以来なので、本当に嬉しい。蛍には会えるだろうか。ほのかな期待を抱かずにいられない。

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春から初夏へ。そんな贅沢な季節にここに越してこられた幸せを感じている。


引っ越して2日後、早速京都の台所とも言われる「錦市場」へ出かけた。嵐山の酒蔵のお店のおかあさんと他愛ない会話を交わしていると「思い切って引っ越してほんまに良かったねぇ」と心込めて言われた。本当そうだなぁ、とジンワリと思った。そしてその言葉が今でもリフレインされている。そして日々、私たち夫婦はその言葉を口にしている。また買い出しに行ったら、そのことをおかあさんに伝えよう、そう思う。



初夏。八十八夜が過ぎ、季節が目紛るしく変化していく。そして、写真ばかりがたまっている。少しずつまた綴りたいと思う。



森の事を引き続き中心にお伝えしたいとは思うのだけれど、このブログも今までと少し変わってゆくと思います。どう変わってゆくかは、環境の変化に伴う、私自身のものの見方の変化もあるわけですから。変わらないものと、変わりゆくもの。そのどちらも楽しんで頂けたら幸いです。


さぁ、新しいページを開くとしましょうか。



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プロフィール

Coo

Author:Coo
森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 夫の樹さん、黒猫のヤブさんと私Cooこと久弥子、ふたりと1匹、森暮らし。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれ、など。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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