子どもと、ナイフと。

04 12, 2012
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卯月 月齢20日

ある人は言います「危ないじゃないか」。 ある人は言います「大したもんだ」。

子どもとナイフと。

・・・・・・・・・

私が幼かった頃のことです。父が海外から帰り、お土産にくれたもの・・・ナイフ。 

「生きるためのナイフ」

その昔 登山家だった父は、ナイフの事をそう呼んでいました。私たちきょうだいは、「生きるため」という意味はよくわからないものの、とにかく大切に扱ったものです。

父はよく言いました。
「生きる事」に結びついた道具は、身を守ってくれる事はあっても、決して何か(誰か)を傷つけたりはしないと。
怪我をする時、それは、自分がその道具や、もう片方の手に握った物(者)に対して、優しく、そして丁寧に扱っていなかった証だと。

もしも、もしもですよ。
長期にわたって森に独りでいなければならなくなったとして、森に何か1つだけしか持って行けないとしたら・・・私は迷うことなく、ナイフを選ぶでしょう。

ナイフが無ければ、全ての工程に、時間と労力がかかってしまうからです。
森から頂くものと一本のナイフで、必要な道具を作り、火をおこすことも出来るでしょう・・・ん?

火熾し、もっと修業しますです。

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想うのです。
子どもとナイフと。

取り上げるのではなく、共に側にいて、見守っていきませんか?
ナイフがもっと手の一部になるように、共に肩並べ、共に手にしていきませんか?

ファーストナイフ、手渡すタイミングと瞬間が大切です。お父さん、お母さん、「ご自分の言葉」でお願いします。
ご自分の言葉が、お子さんの心に響きます。いつまでもいつまでも響き渡ります。

・・・・

ねぇ、お父さん、

お父さんの言葉の意味、私ね、ようやく少しわかるようになった気がするの。ありがとう、お父さんっ。



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森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれなど。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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