子どもと、火と。

04 12, 2012
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卯月 月齢20日

ある人は言います「危ないじゃないか」。 ある人は言います「大したもんだ」。

子どもと火と。

・・・・・・・・・

私が幼かった頃のことです。母のお手伝いは毎日沢山ありましたが、大木のシイの木がそびえる裏庭で焚き火をするのが、大好きなお手伝いでした。

焚き火の中にドングリを入れて、爆発するのをキャーキャー言っては大喜びしたものです。
今考えると危険になり得る遊び。けれど、母は一緒に笑って焼けたドングリを頬張り、他にも焚き火でオヤツを食べれるように、様々な食材を探してくれたものです。
そうして私は、ママゴトの延長で、料理を覚えてゆきました。

寒い冬の日は、凍える手を焚き火にかざし、真っ赤なホッペでホクホクのお芋を頬張りながら、火が消えるまで焚き火と寄り添ったものです。

暖をとる。料理をする。生活の術は、生活に密着した物事の中で、遊びを通して身につけてゆきました。

母はよく言いました。
「小枝一本にしても、ドングリにしても、このシイの木の一部。大切にくべるのよ」

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キャンプ中、冒険隊メンバーのKくんは、初参加のお友だちに呟きました。
「杉っ葉だって、命だから・・・命をくべてるんだから、無駄にすんなって」

そんな事を言葉で発するのが恥ずかしくなってくるお歳頃・・・聞えるか聞こえないかの その小さな声を、他のメンバーたちは、一言も流すことなく受け取っていました。

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消えかけた焚き火には、火種を探し、火熾しで出来る火種と同じ要領で再び火の命を丁寧に、そして一心に育てる。そこに優しさはあっても、危険はないように私は思うのです。

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想うのです。
子どもと火と。

消し去るのではなく、共に側にいて、灯していきませんか?
火ともっと仲良くなれるように、共に肩並べ、共に手をかざしていきませんか?

焚き火の仕方、後始末の仕方。
お父さん、お母さん、「ご自分の言葉」でお願いします。
ご自分の言葉が、お子さんの心に響きます。いつまでもいつまでも響き渡ります。

・・・・

ねぇ、お母さん、

料理も、人や物を慈しむ心も、私はまだまだお母さんの足元にも及ばないけれど・・・何気に目指しちゃってるみたい。
ありがとう、お母さんっ。



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森のある暮らしを綴ったフォトエッセイ。 裏高尾、筑波山を経て、現在 京都・比叡山にて。 森の事、野草や薬草のこと、森料理、日々のあれこれなど。 森の風があなたのもとにも届きます様に。

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